スピーチのコツ!上手に話すために押さえたい3つのポイントとは?

スピーチのコツ 日本語

朝礼や飲みの席などで求められる自由発言、いわゆる“スピーチ”っていうのは慣れていないとなかなか難しいよね。

何をどう話せばいいのか、どの位話せばいいのか・・・。

これっていう正解がないから、苦手に感じている人も多いんじゃないかな。

 

でも、実はたった3つのコツを意識するだけで誰でも無難にそこそこのスピーチができるようになる、って言ったらどう?

めちゃくちゃ上手に、とはいかないかもしれないけど、スピーチの場を無難に乗り切りたいという程度なら必ず役に立つはず!

 

目次

スピーチで上手に話すための3つのコツ!

スピーチで上手に話すために気を付けたいことはたったの3つ。

特に1つ目のコツだけでも覚えておけば、いろいろなところで応用が効くぞ!

 

その1.オチを明確にする!

スピーチをするとき、何について話すか、つまりネタを先に決める人が大半だと思う。

だけど、ネタを決めたはずなのに話がとっ散らかって、挙句の果てに「自分でも何を言いたいのかわからないまま終わった」なんて経験はないかな?

 

確かにネタを決めるのは重要。

だけど、ネタよりももっと重要なのが話のゴール、つまり“オチ”なんだ。

最初にオチを用意すれば関係のないワードは自然と淘汰されるし、これによって話に1本の筋が生まれ、話し終わったあとに「で?」という感想を持たれずに済む。

話が下手な人はこの「で?」という感想を持たれやすい。

 

このオチは何も笑いを誘うものでなくても良い

例えば「○○がおすすめ」とか「△△に注意」とか、その程度のものでも全然良い。

要は何を一番伝えたいか。

オチが定まっていると、聞いている側に「何を伝えたかったのか」が明確に伝わる。

まずはここから意識してみよう。

 

その2.段落を意識してネタを装飾する

段落を作ると自然と話に抑揚が生まれやすい。

突き詰めれば「起承転結」が良いんだろうけど、ハッキリ言ってそんなレベルまで求められることはほぼなくて、もっと適当でいい。

 

段落を分けるときに便利な考え方が、ネタに対する装飾

例えば「交通事故」をネタにするなら次のような感じ。

  1. 最近話題の“交通事故”
  2. “交通事故”を防ぐ試み(自動ブレーキ)
  3. ドライブレコーダーがあれば“交通事故”に遭遇した際に役立つ
  4. (だから)ドライブレコーダーの導入を検討してはいかが?(オチ)

4については一言で済むけど、1~3だけで数分は稼げそうだよね。

もし1分スピーチなどの時間制限があるなら1か2を省けばいいし、逆に制限時間が長ければ段落を増やせばいい。

「○○の交通事故」、「交通事故の△△」、「交通事故を□□」といった具合に考えると簡単。

もちろんそれぞれについて話せるだけどの知識は必要だけど、「交通事故」でググるより圧倒的に有益なリサーチが可能な点も見逃せない。

 

その3.迷ったら事実+感想で構成する

読書感想文と同じで、文字数を稼ぐにはまず「どういう事実があるのか」、これに対して「どう感じたのか」をまとめる。

例えばマイナーな話題なら「○○とは・・・」といった説明を入れるだけでもかなり時間を稼げるし、加えて感想を混ぜることで、「どう感じたから××(オチ)」という流れにも持っていきやすい。

 

「真実はいつもひとつ!」だけど、感想は千差万別、みなに伝達、YEAH!!

あなんでもない。

 

感想こそが唯一オリジナリティを発揮できるところなのだ。

感想に正解はないので、自分の意見を自信を持って発言しよう。

 

スピーチで緊張しないためには?

これは個人的に「練習あるのみ」だと思う。

と言っても、実際に同じ環境を作って声に出してみる必要はあまりない(もちろん場数を踏めればそれが一番だけど)。

要するにイメトレがおすすめってこと。

このとき大切なのが、しっかりと“人前で話すイメージ”をすること。

このイメトレを繰り返せば、本番に頭が真っ白になることも減り、いずれはごく自然に人前で話すことができるようになる。

 

正直に言えばこーちゃんももともとは人前で話すのが大の苦手で、そこそこまともに話せるようになったのは社会人になって数年経ってから。

本番に強いスポーツ選手が「イメトレが大切」だと話していたので試してみたら、効果抜群だったのだ(+上記のコツを意識し出したことが大きい)。

 

もちろん、準備期間があるなら原稿を用意するのも効果的。

とにかく事前準備による自信こそが緊張を打開する唯一の手段だ。

 

スピーチにおいて気を付けたいこと

「やったら逆に下手だと思われちゃうよ」っていうことをまとめてみた。

この辺りは極力表に出さないように気を付けよう。

身に覚えのある人は要注意!

 

無駄に長い敬語

人が話すのを聞いていて個人的によく気になるのは、無理に敬語を意識しすぎて無駄に言葉が長くなってしまうパターン

「これはペンです。」でいいのに「これはペンとなります。」なんて言っちゃうやつ。

いちいち無駄に長くて聞く方が疲れちゃう。

スピーチに限らないけど、ひどくなると「○○を目標に頑張ります。」でいいのに「○○を目標に頑張って行っていきたいと思います。」なんていうケースも。

・・・行うって何を?

無駄に言葉尻を長くして丁寧ぶっても逆効果

 

句点のない文章

また経験上、こういう人は文章がなかなか途切れないっていう特徴を持っていることが多いような気がしていて、要するに「~なので、~ですが、~だったので、~したいところですが・・・」のようになかなかマル(句点)が出てこないということなのですが、このため、仮に正しい日本語で話せていたとしても、聞き手は何が主語で述語かわかりにくくて仕方がなく、なぜこうなるのかと言えば、やはり何が言いたいのか“オチ”がはっきりしていないから話が散らかってしまうのだ、と思います。

↑これな

 

例え話の乱用

また例え話を乱用してしまうのも要注意

確かに例え話は相手の理解を深めるという意味では大変効果的で、何かを説明したいときには積極的に活用していきたいテクニックではあるんだけど、一つ誤ると「同じことを言い方を変えて繰り返し話している」という捉え方をされかねない

わかることを例え話で説明されてもうんざりしてしまうよね。

それに話が脱線しやすいというリスクもある。

ただし、例え話を持ち出せばその分時間が稼げるのも事実なので、どうしてもボリュームが足りずに困った場合の“奥の手”として覚えておいてもいい。

 

沈黙を恐れない勇気

最後に。

よくいる「えー」っていうのを多用してしまう人は、沈黙を恐れずに一度黙ってみよう

その方がよっぽど落ち着いて見えるし、不自然な間も、ときに人の興味を引き付けるきっかけとなる

黙ることは別に悪いことじゃない。

自信があるように見えればデキるようにも見えるものなので、堂々とマイペースに話してみよう。

 

あとがき

職場に新人が入ってきて「朝礼のスピーチって何話せばいいんスか?」って聞かれたから、答えた内容ほぼそのまま まとめてみた 笑

“事前に準備できるスピーチ”と“咄嗟に話せと言われるスピーチ”でかなり違うものの、「オチを明確にする」ことを意識するだけでも全然違うはず。

 

これらのコツは、もちろん文章を書く際にも使えるぞ。

是非試してみてね♪