2017年8月15日に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチで山中慎介選手を4回TKOで破った新チャンピオンのルイス・ネリ選手に関して、ドーピング検査にて薬物の陽性反応が確認されたという衝撃のニュースが飛び込んできた!
ネリの薬物陽性反応!王座返還の可能性は?
13度目の防衛戦において山中選手を破ったネリ選手。
実際に試合を観たけど、あれは衝撃的だったよなぁ。
確かにネリ選手の強さは感じたけど、試合開始前は山中選手が負けるなんて微塵も思っていなかった・・・。
試合直後はトレーナーがタオルを投げ入れたことについて物議が醸されたけど、その騒動(?)が落ち着いた矢先に新事実が発覚、といった感じ。
気になるのはネリ選手に課されるであろう処分の内容と、WBC世界バンタム級王座の行方。
もしタイトルマッチが”無効試合”となれば、山中選手に王座が返還される可能性もあるんじゃないの?
ってことで、今回は過去の事例を軽く調べてみた。
過去の薬物陽性事例
WBCにおいては、2016年5月21日に王者デオンテイ・ワイルダー対アレクサンデル・ポベトキンのタイトルマッチが予定されていたけど、ポベトキンが事前に提出していた検体から陽性反応が出たため、試合が延期されている。
ん?延期?
今回の山中戦はなぜ延期されなかったんだろう。
というか、なぜ試合前に発覚しなかったんだろう。
お次はWBAでの事例。
2016年3月5日にルスラン・チャガエフを破ってWBA世界ヘビー級王座を獲得したルーカス・ブラウンは、試合直後のドーピング検査で薬物の陽性反応があり、王座剥奪と6ヵ月間(同年11月12日まで)の出場停止処分を科されている。
このとき、敗者となっていたチャガエフは試合前の地位であるWBA世界ヘビー級王者に復帰しているぞ!
王座復帰の可能性
WBAではあるものの、実際にタイトルマッチが無効試合となり、元王者が復帰した事例がある!
今回のネリ選手の薬物陽性反応を受け、山中選手に王座が返還される可能性は大いにあるんじゃないの?
これで山中選手が引退を宣言していれば状況はさらに複雑だったかもしれないけど、まだそういった話は出ていなかったもんね。
でも「王座に戻っていいよー」なんて言われても山中選手も複雑だろうなぁ・・・。
ネリ選手はおそらく半年以上の出場停止は免れないんじゃないかな。
ドーピングって意図的だろうが非意図的だろうが、どの競技も基本的に処分重いもんね。
もともと試合スパンの長いボクシングの場合、半年ってそんなに長い気もしないけど・・・。
ネリ選手の処分と山中選手の今後について、新情報が出次第追記していきたいと思います。