引用元:ムービー | 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 任天堂
ドラクエ11徹底考察シリーズ第一弾。
本記事はドラゴンクエストⅪに関する重大なネタバレを含みます。
未プレイ、未クリアの人はブラウザバック推奨。
気になる人はプレイしてから戻って来てね。
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さて、スマブラに勇者が参戦するらしいですよ、奥さん!
ってことで(?)、遅ればせながら2019年6月、ついに「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」をプレイしてみました。
いやー、おもしろかった。
いろいろと考察の余地があったのも個人的には高ポイントです。
特に気になったのが次の5点。
- ロトシリーズとのつながり
- 時渡りとは
- 勇者のつるぎのその後
- EDに出てきた2冊の本
- 天空シリーズとのつながり
他にもいろいろと気になる点はありますが、とりあえずはこの5つについて考察していきたいと思います。
まずはエンディングを見れば気にせずにはいられない「ロトシリーズとのつながり」から。
私が出した結論は、
「主人公の世界(歴史)がアレフガルドへ、ローシュの世界(歴史)がⅢの上の世界へ続き、そして一個の世界(歴史)にまとまっていく」
というもの。
この「一個の歴史にまとまっていく」という言葉はドラクエの生みの親でもあり、ドラクエ11のゲームデザインとシナリオを担当なさった堀井雄二氏の発言を引用したものです。
本記事ではなぜ私がこの結論に至ったのかをまとめたいと思います。
あくまで願望先走りの考察ですので、予めご了承ください。
目次
最大の論点!ドラクエ11にパラレルワールドは存在するのか考察
実は2017年9月29日のネタバレイトショーの中で、堀井氏が「ドラクエⅪにおける時渡りの前後はパラレルワールドではない」という旨の発言をされています。
以下がそのときの発言。
前略
「これはパラレルワールドなのか?」って質問が来ててね。
「残された仲間たちはどうなるんだ」と。
僕的にはね、なんとなく歴史は収束するって言うか、一個にまとまっていくのかなと。
たとえば、セニカが塔で壊したとき(セニカが時渡りをするとき)に仲間の一人が「このシーンあったような気がする」って言うんですね。
ということは、かすかに記憶が残っていたりするんで、そういうパラレルじゃなくて、一個の歴史にまとまっていくみたいな。
後略
※実際は収束ではなく収縮と言っているようにも聞こえますが、直後の「まとまっていく」という発言から意味合い的には収束が正しいと思われます。
先の私の出した結論「主人公の世界がアレフガルドへ、ローシュの世界がⅢの上の世界へ続き、そして一個の世界(歴史)にまとまっていく」というものは、セニカが時渡りをする前後の世界が同時に存在しないと成り立ちません。
しかし、堀井氏はパラレルワールドは存在しないと言います。
もともとドラクエには複数の世界があるのが当たり前?
でも、気付いたんです。
ドラゴンクエストって、二つ以上の世界が同時に存在することが多いんですよね。
Ⅲの上の世界(ガイア)と下の世界(アレフガルド)、Ⅴの人間界と魔界と妖精の国、Ⅵの上の世界と下の世界と狭間の世界などなど。
これらは「行き来ができる」という点が最大のポイントで、先述の通り「同時に存在する」ことが確認できます。
これってパラレルワールドとは言いませんよね。
もしかすると、セニカが時渡りをする前後の世界もこれと同じことが言えるのではないでしょうか。
つまり、セニカが時渡りをする前の世界と後の世界、これらは同時に存在し、なおかつ何らかの方法で行き来が可能な「つながった世界」なのではないかということ。
行き来が可能であれば、互いに不干渉であるはずのパラレルワールドとは言えません。
この解釈ならセニカが時渡りをする前後の世界が同時に存在することが可能です。
そして、セニカが時渡りをした先の世界(ローシュの世界)はドラクエⅢに、時渡りをする前の世界(主人公の世界)はドラクエⅠにつながるのではないか。
もちろん、時渡りだけでは一方通行なので、他の何らかの移動手段があるのが前提となります。
しかし、ドラクエⅢにて上の世界からギアガの大穴を通じてアレフガルドに降りられることを考えると、結果都合が良くなるんですよね(それ以外のルートでアレフガルドに降り立った人もいそうですし)。
なぜローシュの世界→Ⅲ、主人公の世界→Ⅰなのか
エンディングでは、「主人公たちと聖竜の会話→ドラクエⅠのカット」、その後スタッフロールが流れ、「セニカとローシュの再開→ドラクエⅢのカット」とつながります。
ドラクエⅢの主人公がローシュの子孫なのか生まれ変わりなのか、それはわかりませんが、エンディングを見ればそのどちらかと考えるのが自然ですし、ゆかりをもった世界であることもまちがいないでしょう。
一方、エンディングの中には聖竜の次のようなセリフがあります。
「もしかしたら 私自身が 闇に染まることも あるかもしれません
…中略…
もし 私が闇に堕ちてしまったら その時は どうか この剣を手に・・・」
そしてドラクエⅠの主人公と「勇者のつるぎ(ロトのつるぎ)」を思わせるカットが挿入されます。
恐らく竜王こそが堕ちた聖竜、あるいは聖竜の子孫や分身、もしかするとピッコロ大魔王のように聖竜の悪の部分の化身などに当たるのでしょう。
個人的にはロトの紋章の「竜王は元々聖なる一族の末裔(竜の女王の子供)」という設定も好きなので、このくだりは受け入れやすいものがあります(ロト紋はあくまで外伝ですが)。
この流れから、ドラクエⅠの主人公がⅪの主人公の子孫または生まれ変わりであると考えることも自然です。
つまり、ゾーマを倒すのはローシュの、竜王を倒すのは主人公の子孫(または生まれ変わり)なのではないかということ。
ドラクエⅠはⅢの後の世界では・・・?
しかし、ここで疑問を覚える人もいるでしょう。
「ドラクエⅠはドラクエⅢの後の世界ではなかったのか。」
Ⅺ→Ⅰという流れはⅢ→Ⅰという流れと矛盾するようにも見えます。
しかし、これこそが「歴史の収束」のミソです。
そもそも、Ⅰの勇者がⅢの勇者の子孫かどうかは明らかにされていません。
Ⅰの勇者が主人公の子孫、あるいは生まれ変わりであれば、それだけで十分に勇者の素質を持っているので、必ずしもⅠの勇者がⅢの勇者の子孫である必要はないわけです。
こう考えると、Ⅰの勇者がデイン系の呪文(ゆうしゃスキル)を扱えなかった理由もここにあるのでは?
ということで確認。
これまでⅠの勇者はⅢの勇者の子孫と考えるのが普通でしたから、デイン系の呪文を継承していない点は個人的にモヤモヤするポイントでした。
しかし、Ⅰの勇者が主人公の子孫であれば、次のような仮説が成り立ちます。
- 主人公はセニカが時渡りをするために勇者の力を与えた
- 主人公は勇者の力(ゆうしゃスキル)を失った
- 主人公の子孫にもゆうしゃスキルが継承されなかった
エンディングではベロニカとセーニャがイシの村に主人公を迎えに来たときにハッキリと勇者のアザが確認できますが、アザはアザ。
これが光るかどうか(勇者の力があるかどうか)はまた別の問題でしょう。
いずれにせよ、先の仮説ならⅢの時点で上の世界ではなくアレフガルドにロトの伝説が残っていることも説明が付きます。
聖竜にロトの勇者と認められたのはローシュではなく主人公ですから。
もちろんローシュもセニカが時渡りをした先の世界で無事にニズゼルファを打ち破り、ロトの勇者と認められている可能性もあります。そうであればⅢの上の世界にもロトの伝説があったかもしれませんが、少なくとも本編では確認できません。
そもそも、アレフガルドにロトの伝説があるということは、かつてアレフガルドにロトの勇者と呼ばれる人物がいた可能性を強く示唆しています。
それが主人公ではないかと考えることはごく自然なことですよね。
このように、ローシュの世界はドラクエⅢの上の世界に、主人公の世界はアレフガルドに至りますが、ドラクエⅢ以降、歴史は収束し、一個の世界(歴史)にまとまっていきます。
ちなみに、この仮説ならⅢの表の世界とⅡの世界(アレフガルド側)の二つの世界にそれぞれ世界樹が存在する理由も説明できます(ただし、世界樹=命の大樹かどうかはまた考察が必要かもしれませんね)。
ではアレフガルドをルビスが作ったという伝承は?
そもそもアレフガルドとはⅠのフィールドを指す「地域の名称」のようなものなので、あまり大きな問題ではない可能性もあります(一応アレフガルドの後にⅡの舞台となる周りの世界が作られたという説もありますが)。
強いていうなら、気になるのはⅢの時点でラダトームに「おうじゃのけん」、「ゆうしゃのたて」、「ひかりのよろい」と呼ばれる武具が保管されていたこと。
注目したいのはⅪには登場しない「ひかりのよろい」の存在。
これはⅪからⅢへと歴史が流れる中で、少なくとももう一人の勇者ロトが世界を救っている可能性を示唆しています。
3つの武具がラダトームに保管されていたくらいなので、恐らく精霊ルビスがアレフガルドを創造したあとか、ちょうどそのくらいの頃の話でしょうか。
であれば、精霊ルビスが作ったはずのアレフガルドに、Ⅺで出てきたいずれかの勇者のつるぎが残っている可能性も十分にあります。
例えばロトゼタシア崩壊→ルビスがアレフガルド創生に際し、もう一人の勇者ロトが活躍し、そのときの装備がアレフガルド(ラダトーム)に保管されることになったとか。
この辺の詳しい考察はまたの機会に回しますが、一応矛盾しないルートはありそうです。
また、ラダトームに住む人はかつてギアガの大穴を通ってきた「上の世界の住人」という話もありますが、アレフガルド側に住む全ての人が「上の世界の住人」だったとは言われていないはずですから、こちらも大きな問題ではありません。
なぜ仲間たちは時渡り前の記憶を持っているのか
ちなみに、堀井氏は時渡りをしていない仲間たちについて「かすかに記憶が残っている」とも発言しています。
実際に劇中でも「前にも経験したような・・・」といった類のセリフは多く見られます。
こうなると「仲間たちが時渡り前の世界での出来事を覚えているのは、世界が分岐せずに時が巻き戻ったことを示唆している」と考える人も多いのでは。
しかし、残念ながらこの解釈には無理があります。
なぜなら、セニカが時渡りをした後も主人公たちの存在が消えなかったから。
時が巻き戻って世界がやり直しとなるのであれば、セニカが時渡りをした先、ローシュと再会した世界のみが存在することとなり、主人公たちのいる世界は消滅するはずです。
ところが、EDではベロニカとセーニャがイシの村を訪れ、主人公は命の大樹に勇者のつるぎを返す最後の旅に出ます。
これは明らかにセニカが時渡りをした後、“元の世界”の「続き」です。
もちろん、EDでセニカとローシュが再開する描写があることから、セニカは確かに時渡りに成功しているようです。
つまり、確実に世界(歴史)は2つあります。
それでいてパラレルワールドではないのであれば、もう「一つの大きな世界の中に小さな世界(歴史)が二つある」と解釈するほかない、と思うわけです。
では、なぜ仲間たちは「主人公が時渡りをする前の世界の記憶」を持っているのか。
しかしよく考えてみてください。
むしろ時渡りをした(時渡りができた)主人公以外は「時が巻き戻るのであれば記憶も巻き戻らなければおかしいはず」ですよね。
時が戻ったのになんで経験していないことを覚えているんだっていう。
時渡りの先の世界でかつて経験した「ような気がする」と感じるのは、もう一人の「自分と全く同じ存在」の影響を受けているから、とは考えられないでしょうか。
例えば、双子の一人に何かがあったときに遠くにいるもう一人がそれを察知するという話を耳にすることがありますが、これに近いのではないかと思うんです。
だからきっと、主人公が時渡りをする前の世界、ベロニカが死に、主人公がいなくなった世界もまた存在するはずですが、その世界に残されたかつての仲間たちも時渡り後の世界の自分たちとどこかつながっていて、ベロニカの復活や主人公との再会、ハッピーエンドを感じ取れたんじゃないかと思うんです。
そして、この残された世界も、いずれは一個の世界(歴史)としてまとまっていく・・・。
これは完全にそうあってほしいという妄想ですけど、多少は救われませんか?
あとがき│パラレルワールドはないけど世界はたくさんある
「パラレルワールドはないけど世界はたくさんある」
もちろん堀井氏がそんな意図で「パラレルワールドはない」と言ったわけではないことは理解できています。
要するにこの考察結果は矛盾が少ないだけのただの「都合の良い解釈」にすぎません。
しかし、今のところはこれが個人的にもっとも腑に落ちる結論です。
もちろん他の可能性も考えられないわけではありません。
というわけで、次回は時の番人との会話から時渡りについて考察し、他の可能性を検証してみたいと思います。
それにしてもドラクエ11はおもしろかった。
個人的にはシリーズで一番好きかも。
まだ未プレイの人は是非やってみてください。
ネタバレ考察を見た後でも十分楽しめる作品ですよ。
ドラクエ11が発売したのは2017年7月29日。
それから約2年も遅れてプレイしたわけですが、もっと早くやるべきだったと後悔しまくりです。
「オレたちは もう一度 お前と旅をするからな!」
しますとも!
今はもう2019年9月27日のNintendo Switch版「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて S」の発売が待ち遠しくて仕方ありません。
各キャラクターの追加エピソードもあるそうですが、少しでも新たな考察の材料があるとうれしいな。
コメント
おかしいと思う
セニカとローシュ ドラクエ3 ドラクエ6現実の世界
11本編 ドラクエ1 ドラクエ2
主人公とベロニカがいない ドラクエ6夢の世界