「いかがでしたでしょうか」に感じる違和感のお話。

いかがでしたでしょうかに感じる違和感 日本語

「いかがでしたでしょうか」

ブログなどをはじめとするいろいろな記事で乱用されているこの言葉、個人的にめちゃくちゃモヤっとする!

注)クsの役にも立たない記事です。お暇な人だけどうぞ。

 

目次

「いかがでしたでしょうか」でモヤっとする理由

さて、今回はこの言葉の何が引っかかるのかをちょっと真面目に考えてみた。

考えれば考えるほど、「いかがでしたでしょうか」は使わない方が良いんじゃないかって思っちゃうなぁ~。

 

モヤモヤポイントその1.言い回しがクドい!

まず、日本語的には「いかがでしたでしょうか」は間違ってはいないっぽい。

一見すると「です」+「です」の二重敬語のようにも見えるんだけど、後半の「でしょうか」は「だろうか」の丁寧語で“敬語”ではないのだとか。

 

しかしそんなことはどうでもいい。

「いかがでしたでしょうか」はただ単にクドくて美しくない!

 

ちなみにさっきの理屈でいくと、元の文章は「どうだっただろうか」ってことになる。

しかしここで気付く、「だろうか」ってなんやねん!

「どうだっただろうか」、「いかがだっただろうか」じゃなくて、「どうだった?」で良いよね??

これを丁寧にすると「いかがでした」に疑問形の「か」をつけて 「いかがでしたか?」となる。

これなら全然クドくないぞ!

 

個人的には無駄に言葉が長くなるのは中身がない証拠だと思う。

例えばビジネスシーンにおいて「〜となります」、「〜となっております」なんて言われる場面は、ほとんどの場合「〜です」で済むし、「進めていきます」、「おこなっていきます」も「進めます」、「行います」で良い。

このようなケースでは無駄にボリュームを出そうとしても好印象にはならず、むしろ逆効果になることもしばしば。

「いかがでしたでしょうか」は二重敬語ではないとしても、個人的にはまどろっこしくて贅肉のついた表現のように感じる。

 

どうしても「だろうか」を入れたければ、過去形を捨てて「いかがでしょうか」の方がまだ良い。

 

モヤモヤポイントその2.「いかが」って、何が??

「いかがでしたか?」、「いかがでしょうか」に変えたとしても、こーちゃんのモヤモヤは一向に収まらない。

 

そもそも「いかがでしたでしょうか」は何について聞いているのか

普通に考えれば「″この記事″どうだった?」ってことになると思うけど、そんなこと聞かれても困るって言うか、書いた本人も感想なんて聞く気ないだろってケースがほとんどなんじゃない?

それこそコメント欄もない記事で「いかがでしたでしょうか」とか言われてもな。

仮に本当に感想を求める意味で「あなたはどう思う?」ってニュアンスだとしたら、それはもうそう書けやと思ってしまう・・・。

 

「いかがでしたか?」という言葉は本来“相手のこと”を聞くときに使う言葉。

もちろん“相手の感想”もこれに含まれるんだけど、例えば「〇〇の様子はいかがでしたか。」ならそこまで違和感がないってことを考えると、やっぱり自分のこと聞いてるって時点で自意識過剰っぽく捉えられちゃうのかな。

実際、「いかがでしたでしょうか」って言われ(書かれ)ても「この記事どう?すごいやろ?どやぁ!?」くらいにしか聞こえない自分がいる(あくまで個人的かつ穿った見方です)。

 

モヤモヤポイントその3.「いかがでしたでしょうか」に逃げるな!

中には深く考えずに「とりあえず“いかがでしたでしょうか”って書いておけば良いと思ってるだろ!」っていうくらい乱用してるサイトもある。

さっきも出た、“コメント欄もないのに「いかがでしたでしょうか」って書いてある記事”なんてまさにその典型(必ずしも矛盾はしないけど)。

せっかくそこまで有益な情報がまとめられていても、無個性な「いかがでしたでしょうか」という一言だけで記事内容に対する信憑性まで揺らぐ、と言ったら言い過ぎかしら。

 

わかりやすく一言で表すとあまり賢そうには感じられない。

 

あとがき

さて、いかがでしたでしょうか?

 

いろいろな意見があると思うけど、個人的にはまず必要性を感じない

なのに悪い印象を持たれる可能性があるなんて・・・頼まれても使わないわ。

こんな言葉一つなくなったくらいで「記事が成り立たなくなる!」なんて言う人はいないだろうし、ネガティブな見方をされる恐れがある言葉は極力排除した方が良いんじゃないかなぁ。

実際に「いかがでしたでしょうか」って見たら“そっ閉じ”することもあるし・・・。

 

まぁこんなうんkブログ書いてるやつが言っても説得力ないだろうけど!

 

ちなみに「馬から落馬」はアウトだけど、タイトルの「違和感を感じる」はセーフ。

ところが「満足感を感じる」などはアウトらしい…。

日本語って面白いね♪

  1. 「まどろっこしくて贅肉のついた表現」←激しく同意です!
    「取り敢えず文章長くしとけば丁寧っぽくね?」っていうイメージなんでしょうかね…。「新年明けましておめでとう」なんて、完全に意味がおかしくなってますし…(「明ける」はbeforeにかかる言葉であって、afterにかかる言葉ではない(夜明け、休み明け、忌み明けetc.))。
    もっと言葉の意味を考えて話してほしいですね。

  2. 全く同感であります。
    すっきりしました。

  3. この記事のほうが、くどい。それに用語がみな若者言葉。