ドラクエ11Sの体験版が配信され、いくつかの追加要素をチェックできるようになりました。
やはりもっとも注目を集めているのはキャラクターボイスの実装ですが、個人的には「しばりプレイ」の充実も気になるところ。
全てのしばりプレイを有効にすると相当な難易度ですね。
中でも「すべての敵が強い」と「楽な戦いは経験値なし」の組み合わせがえげつない!
もはやドラクエ本来の楽しさとは違う楽しさを追求することにはなります(笑
というわけで、今回はドラクエ11Sに追加される新要素と新たなしばりプレイについてまとめてみたいと思います。
目次
ドラクエ11S体験版で追加された新要素をチェックしよう!
Switch版のドラクエ11Sにはいくつかの新しい追加要素が存在します。
体験版で確認できるのは以下の通り。
- キャラクターボイスの実装
- バトルスピードを変更可能
- バトル中のフリー移動、オートカメラの切り替え機能
- ダッシュ機能の追加(R2ボタン)
- ショートカットメニューの追加(+ボタン)
- ウマふっ飛ばしで経験値入手の実装
- フォトモードの実装
- フィールド画面で主人公以外が表示される
- ふしぎな鍛冶がどこでもできるように
- スキルリセットが序盤から可能
- ルパスのお宝メモの代わりに「とうぞくのはな」を追加
などなど。
バトルスピードの変更やダッシュ機能の追加など、全体的にゲームをサクサク楽しめる機能が豊富になりましたね。
しかし何と言っても最大のトピックはキャラクターボイスの追加でしょう。
セリフの自動送り機能もあり、まるでアニメを観ているような感覚に陥ります。
執筆時はまだ体験版しかプレイできていませんが、既にいくつかの名シーンで涙を流す自分が想像できます(笑
しばりプレイに関する公式ページはこちら→新要素 | ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S 公式サイト | SQUARE ENIX
ドラクエ11Sで追加される新しい「しばりプレイ」が難しい!
DQXTV ドラゴンクエスト夏祭り2019より
追加された新要素の中で、個人的に一番衝撃的だったのが新たな「しばりプレイ」の実装。
ドラクエ11Sにおけるしばりプレイの一覧は以下の通りです。
- 買い物できない
- 防具を装備できない
- 楽な戦いは経験値なし
- すべての敵が強い
- はずかしい呪い
- 超はずかしい呪い
- 町の人にウソをつかれる
- 主人公がやられたら全滅
黄色く塗られたものが新たに追加されたしばりプレイです。
逆に「戦闘から逃げられない」というしばりプレイはなくなりました。
しばりプレイに関する公式ページはこちら→新要素 | ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S 公式サイト | SQUARE ENIX
中でも「すべての敵が強い」は他のゲームで言うところのハードモードに該当します。
ドラクエ11が本来持つ“サクサク感”に物足りなさを覚えていたら、是非試してください。
「レベル上げ」が必要なシーンも増えてくるので、往年のドラクエ好きでも満足できるはずです。
DQXTV ドラゴンクエスト夏祭り2019より
「超はずかしい呪い」は主人公以外の仲間全員が「はずかしい呪い」にかかるもの。
はずかしがって町の人に話しかけられなくなったり、戦闘中はランダムで行動不能になったりと、ユニークでありながら非常に刺激的なしばりプレイと言えます。
「主人公がやられたら全滅」もやっかいで、特に後半の激戦においては戦略性が上がりそうですね。
敵によっては即死耐性が必須だったり、馬車率も高くなりそうです。
例のネタバレキャラが大活躍しそう!
「町の人にウソをつかれる」は、その名の通り町の人がウソをつきます。
難易度には直接関係してこないとは思いますが、新たなテキストが増えているのはファンとしてはありがたいですね。
2週目以降に試せばマンネリ回避になるかも?
総じてPS4版や3DS版とは一線を画す難易度のドラクエ11をプレイすることが可能なので、既プレイの人でも十分楽しめるはずです。
ドラクエ11Sのしばりプレイをすべて達成済みにするには
ドラクエ11Sでは、しばりプレイの達成状況を確認することができます。
こうなると、ついついすべてのしばりプレイを「達成済み」にしたくなります。
しかし、一度にすべてのしばりプレイを有効にしてクリアするのはかなりの難易度。
未確認ですが、恐らく達成済みの記録はすべての冒険の書から反映されると思われます。(逆に冒険の書を消せばその冒険の書で達成したしばりプレイの記録も消えてしまうはず)
冒険の書は最大で9つ作れるとのことですから、1つめの冒険の書で何のしばりプレイもしなかったとしても、残り8つの冒険の書でしばりプレイを達成すれば良いワケです。
時間はかかりますが、2~3回に分けてプレイすれば楽勝。
体験版でいろいろ試してみましたが、特に「すべての敵が強い」と「楽な戦いは経験値なし」の組み合わせがえげつないですね。
全然楽な戦闘じゃないのに規定レベルに達すると経験値がもらえなくなります。
このため、序盤は全戦闘がボス戦のようなイメージ。
例えばレベル5になって「ホイミ」と「かえん斬り」を習得し、やっと「いっかくウサギ」を安心して狩れるようになったかと思えば楽な戦い認定。
リリパットなんて「ギラ」を覚える前に楽な戦い認定です。
全然楽じゃないどころか苦戦しているのに・・・笑
このため、強いボスに対しても「レベルを上げまくって挑む」ということができません。
いわばレベルの上限が定められた状態でボスに挑むことになるので、序盤から高いプレイヤースキルが求められることになります。
具体的には、いたずらデビル討伐時のレベルの上限は9です。
本来は対して苦労もしないイベント戦ですが、「すべての敵が強い」が有効だとそれだけでかなりの難易度に感じられるはず。
スキルの振り方によっては詰む可能性すらあります。
全てのしばりプレイを有効にするとなると、これに「防具を装備できない」や「はずかしい呪い」、「超はずかしい呪い」も加わるわけで・・・。
相当なやりこみプレイになりますし、その上で“運”も絡んできます。
こうなるとドラクエ本来の楽しさとは別の楽しさを探求するかたちと言えそうですね。
「ドラクエらしさ」を楽しみたければ、次のしばりプレイに絞るとストレスがなくていいと思います。
- 買い物できない
- すべての敵が強い
- 町の人にウソをつかれる
- 主人公がやられたら全滅
ポイントは「すべての敵が強い」と「楽な戦いは経験値なし」を一緒にしないこと。
これなら、強い敵に挑むときもレベル上げを頑張ればいいだけなので、従来のドラクエっぽいですよね。
「町の人にウソをつかれる」については「……なーんて うっそだよーん!!」のようにネタバラシしてくれたりするので、少なくとも確認した範囲では難易度に影響はなさそうです。
「買い物できない」も、個人的にはほとんど難易度に影響しないと考えています。
その秘訣は「ぬすむ」と「お宝ハンター」の有効活用にあって、詳しくはこちらの記事にまとめています↓
ただ、“とある剣”に関する救済はあってほしいかな・・・。
“着ぐるみ”に救済があったくらいなので・・・。
残るしばりプレイは次の4つ。
- 防具を装備できない
- 楽な戦いは経験値なし
- はずかしい呪い
- 超はずかしい呪い
これらを同時に有効にすれば、2周ですべてのしばりプレイが達成となります。
「防具を装備できない」もやっかいですが、体験版をやった限り、「すべての敵が強い」より「楽な戦いは経験値なし」と組み合わせた方がまだ楽に感じますね。
防具が充実してくる終盤は難易度が上がりそうですが、終盤は「楽な戦い認定」も起きにくい敵がいるんじゃないかと思ったり。
「楽な戦いは経験値なし」を有効にしていても、レベル99まで上げられないなんてことはないでしょうからね。
メタル系が早い段階で「楽な戦い認定」されると結構キツイですが・・・。
最悪「防具を装備できない」だけ別にしてもう一周やってもいいかもですね。
ドラクエ11Sのしばりプレイはあくまでおまけと考えよう!
というわけで、しばりプレイを全て達成済みにするために2~3回に分けてクリアすることを提案してみました。
しかし正直に言うと、従来のドラクエ11や今回の体験版を通し、個人的にはしばりプレイの「達成済み」にこだわらずにプレイした方が楽しめるかな、とも感じています。
少なくとも一周目からガンガンしばりプレイ盛り盛りでプレイするのはおすすめできません。
しばりプレイはあくまでしばりプレイで、本来の楽しさがある程度犠牲になってしまいます。(例えばお金を貯めて防具を買って装備することもドラクエ本来の伝統的とも言える楽しみ方ですよね)
・・・ドラクエ11のしばりプレイは、「しばられプレイ」って感じですよね。
「達成済み」にこだわるあまり、「ドラクエ11は難しくてつまらないゲーム、作業ゲー」なんて思われるのはドラクエ好きとしては悲しい。
窮屈さを感じるくらいなら、しばりプレイは無視してドラクエ11本来の楽しさを堪能してほしいところです。
ただ、「すべての敵が強い」に関しては初期のドラクエを思わせる純粋なハードモードが実現できますから、試してみる価値はあります。(途中でやめることもできますし)
いずれにしろ、初めてやる人だけでなく、従来のドラクエ11に物足りなさを感じている人でも満足できる仕組み、新要素が盛りだくさんのドラクエ11S。
要チェックです!
一応オールしばりプレイの攻略記事もあげていますので、興味があれば是非↓